2017年07月 - 福岡県バスケットボールのブログ

福岡ジュニアバスケットボールクラブ
2017年07月22日 [ミニバス 福岡]
【基礎と基本の違いとは・・・?!】

よくミニバスの指導者が基礎をしっかりと教えないと・・・と言う言葉を耳にする。

では、「基礎」と「基本」の違いは・・・??

と問うと、応えられる指導者が実に少ない・・・

ということは、基礎の根本を本当に分かっていないミニバス指導者が実に多いことかと・・・

ここではあえてこの基礎と基本の違いは述べない・・・
なぜなら、それこそがバスケットボール指導のノウハウであり、その違いが分かる指導者こそが、選手・子供達へ本当の意味での指導力のあるバスケ指導が出来る要素が大である・・・ということなのである!!

選手・子供達にとっては、「基礎」と「基本」をしっかりと認識・整理した上で指導プログラムを提供すると、選手・子供達の習得、いわばバスケスキル上達度のスピード(成長曲線)は凄まじいものであり、そこを求めて多くの父兄・選手が指導を求めているのが現実ではないでしょうかね!!

ピントがズレる指導者が実に多く、指導者の学びが本当に今、重要になっている現状である。

ミニバス・バスケは楽しくやれればいいんじゃない・・・という一般論的な自己中心の考え方、実は当の子供達はそれでは満足しない・していない子供達が最近、実に多いことか・・・

それは、当クラブへ入会するたくさんの子供達の話を伺っていると、一つの共通点にたどりつきます。

上記の「基礎」と「基本」をしっかりと伝え・教え・身に付けられるかを・・・

当クラブではしっかりと指導に取り組んで参りたいと思います。


2017年07月20日 [ミニバス 福岡]
【頑張る・・・と頑張れ・・・の違い・・・】

ミニバスの大会会場でよく耳にする・・・

「良く頑張ったね・・・」

これって、父兄が子供に声を掛ける言葉で一番多い言葉である。

その言葉を受ける子供は、正直、その言葉で何を得ている・得られるのだろうか・・・

頑張れ・・・

それは人に対して言う極めて抽象的な言葉・・・

スポーツメンタルトレーナーから言わせると、何に対して何を頑張れというのか、正直、選手・子供本人が一番、困惑してしまうというから実に・・・

頑張る・・・

これは、選手・子供本人が自発的に目標設定をし、その目標へ向かっていくつもの高いハードルを乗り越えて進むことの自己表現、発言である。

頑張れと頑張るではまったく違う言葉・・・なのである。

当クラブでは、【頑張る】選手・お子様を最大限にサポートしたいと常に考え、取り組んでいる。

親の敷いたレールで頑張れの言葉でやらされ感でやるのではなく、、自発的に取り組む選手・子供をしっかり・じっくりと指導していきたいのである!!

実はその言葉の意味合い・捉え方を分からずして指導する指導者がいかに多いことか・・・

試合中も抽象的な「頑張れ」という言葉を使って、あたかも選手を鼓舞するかのような言葉がけだか、選手自身は何をどう動けばよいか全くわからない始末にて・・・(笑)

そんな光景をよくミニバスの試合で目にします・・・

父兄同士の傷のなめ合い、「頑張ったね〜〜」は、選手・子供にとっては実はつらい言葉なのに、現実逃避をしているのは、実は父兄なのではないでしょうか?

具体的な指揮・指示・アドバイスが出来ないベンチワークの指導者の下での勝敗は、正直、厳しい結末となり、本当に真剣に取り組んでいる選手・子供には、実は物足りなさ・・・があるのではないだろうか・・・

そんな試合後の表情をよく見かけ、残念で仕方がない・・・

当クラブでは、個々の選手のレベルを更に高める・目標設定を次々と高める指導を、今後も心掛けて参りたいとスタッフ一同、強く思う今日この頃です!!


2017年07月20日 [ミニバス 福岡]
【強いチームのデイフェンスの共通ルールを徹底指導!!】

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今夜のトッププレーヤ−クラスのプログラムは、強豪チームでは必ず導入しているデイフェンス・プログラムを指導しました!!

やはり、ほとんどの選手達(子供達)は、経験したことが無く「指導を受けたことが無く)、全てが初めて聞いた・初めて教わったことの連続にて、円滑にプレイするまでには、やはり相当の説明・指導・時間を要しました!!

でも、このデイフェンスの根本をしっかりと理解・習得をしないと、トッププレーヤーとしては開花せず、

【知ると知らないでは大きな差!!】


であるように、当クラブでは、強化・育成を望む選手へは徹底的に指導・習得をして参ります!!

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オフェンス型のデイフェンスへ、これが強豪校の実施する「共通ルール」のバスケットボールの鉄則を、ここ当クラブでは他では指導を受けることは少ないレベルの高いデイフェンス・プログラムの指導も実施して参ります。

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レベルの高いバスケットボール・スキルの習得をご希望の選手「父兄」は是非とも、当クラブへ「無料一日体験」へお申し込み・来館下さいね!!


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2017年07月20日 [ミニバス 福岡]
【結果が出ない理由には必ず・・・】

夏に入り、各地のいたるところで大きなバスケ・ミニバスの大会が開催されております。

選手(子供達)は目の色を輝かせ、チームの勝利へ向かってひたむきに頑張っている姿(光景)を目のあたりにすると、その姿に感動しますね・・・

そんな中、やはりミニバスのチームの指導者においては、叱咤激励ではなく、ひたすら選手(子供)への人格否定ともとれる罵声(怒鳴り声)が会場に響き渡る姿を目のあたりにすると、ただただ残念でなりません・・・

もちろん、そのベース(根底)には指導者・コーチと選手の信頼関係が構築されており、その上での叱咤激励ならまだしも、いかにも選手(子供)が委縮して見えるかのような姿(向き合い方)には残念ながら何も言い訳が出来ない光景となっております。

そして、それを指導者・選手が座るベンチの向かい側で観戦・応援している父兄にとっては、どのように映り、感じ、思っているのかと、正直、思いました。

・チームが勝つためならば我が子が何をされようが・言われようが我慢我慢・・・

・スポーツなんだから仕方が無いか・・・

・その指導者・コーチに盾をつくと試合に出場させてもらえないから我慢我慢・・・

・指導者がその方しかいないので、歯向かって機嫌を損ねて辞められたらチームがなくなってしまうから、言うことを・・・

という理由がたくさんの父兄より耳にします。

でも、そもそもスポーツ・バスケットボール(ミニバス)って、誰のために、何のためにあるのでしょうかね・・・?!

子供が人格否定をされてまで我慢しながらやらせるために、楽しく思えないスポーツ・バスケに親の強制でやらせるために・・・のスポーツってどうなのでしょうかね??

一番の被害者・苦痛を味わっている(現在進行形)は、子供本人であることに、正直、気づかない父兄はたくさんいらっしゃいます!!

そして、試合時にコート上で人格否定までされて、またはそれ同様な言われ方をする指導者・コーチには、【鏡の法則】というべきでしょうか、自身・指導者・コーチの「教え方」「指導方法」「指導プログラム」「指導スキル」に全て問題があることに気づいていない指導者が実に多いことかと・・・

このように捉えてしまう光景に、ただただ残念でなりません・・・

ローマは一日にして・・・

というように、大きな木を見て近くの葉を見るように、指導を大きなビジョンをもってそれをデザインし、子供の成長ステージに応じて、「いつ・どこで・何を・どのように」スキル習得を指導するかの計画性・プログラミングがしっかりと出来なければ、それは選手・子供にとっては、【教わったこともないことを試合中のコート内でやれやれ言われたって、出来っこない・・・】矛盾と葛藤の繰り返しでただ年月が過ぎていくバスケ生活となってしまいますよね・・・

小学生スポーツにとって結果が全てでは無いというけれど、いざ、大会・試合となると指導者・コーチ、そして父兄が熱く勝たせたい、勝ちにこだわるのであれば、そもそも論、指導者の適正、指導スキル、チームビジョン、プログラミングの精度を精査し、それに応じて選手・子供にもレベルに応じた求めをしていかないと、大切な選手・子供は成長どころか苦痛・苦悩を感じてしまいますね・・・

試合で結果(勝利)が出ないチーム・指導者は、選手が揃わないとかではなく、それは負けの理由であって、

ズバリ!!
指導のスキルが低い!!

ということを指導者本人へ自覚・認識させない限り、そのチーム・指導者は何も変わらないし、変われません・・・

それって勉強も同じでしょう。
勉強ができる(点数が取れる)学習塾には何か素晴らしい指導・学習プログラムが存在し、同じ時間(練習時間と置き換えても)を使っても、まったく結果・成果の出ない学習塾には正直、父兄は見切りをつけるのですから・・・

結果の裏には要因がある・・・

要因の中にはノウハウがある・・・

ノウハウは受けたものしか分からない価値がある・・・

スポーツ・バスケ・ミニバスも同様に捉えて、どのように歩んでいくかが父兄・選手(子供)が問われているのです・・・


2017年07月14日 [ミニバス 福岡]
【疑え!!それっ、大丈夫??】 ミニバス指導者の教えすぎ指導とは・・・


最も基本の「教え込まない」について

まず「教え込まない」を理解できると、残りふたつのポイント
「はみ出す」
「完成させない」
につながります。

「教え込まない」とは運動や技術の全てを手取り足取り教えないということです。

そうです、「感じ取る体験」が重要です。
しかし、多くのミニバス指導者やそれに関わる親は、教えてできるようにしてやりたい、あるいは指導者の理想のフォーム、いわゆる型(カタ・指導者の言う通りに・・・いや、言いなりかなとも・・・)に当てはめようとしたり、指導プログラムに沿って指導をします。

例えば、ミニバスでいうとシュート課題があったとします。
とあるミニバスチームで教わると、
• シュートの前の準備姿勢
• 肘の高さ
• 手と腕を出す位置と向き
• リリースポイント
• ボールを持つ手の使い方
• フォロースルーの形
などを事細かく指導されます。
これでは指示が多すぎますし、指導通りのフォームを習得させる「型」の習得が目的化してしまいます。
その結果として課題の運動や技術は身に付く場合もありますが、習得段階で得られる運動体験やコツの習得が起こらない可能性もあります。
課題は単なるシュートを打つという基本運動なのですが……


指導書のフォームや型の問題点

確かにフォームを作る場合には反復練習によって型を作ることは必要です。
しかし、指導書にあるようなフォームや型は一般的で平均的なものです。
言い換えると子どもや選手の個別的条件、具体的には背の高さ、力の強さ、器用さなどの身体形態や体力の特徴、発育発達度合い、運動体験などは考慮されていません。
人間はそれぞれ異なった身体形態や体力の特徴を持っており、さらに成長段階では発育発達に伴い、それらが変化します。
人それぞれ顔つきが違ったり、兄弟姉妹でも性格が異なったり、背の伸び方が子どもによって違っていたりすることと似ています。
この個別的差異が運動学習やフォーム習得などに影響をします。

例えば走る場合、身長の高い選手や子どもは身長に対して四肢(腕脚)も長くなりますのでストライド(歩幅)も長くなる特徴を持っています。一方、身長が平均かそれ以下の子どもはストライドでは脚の長い者に負けますが、ピッチ(脚の回転)を上げて脚長のハンデを補えます。
またボール投げなどでは上肢の長さを利用して投げる高身長に多いタイプ、力発揮に依存して投げるエネルギー系体力が優れているタイプなど、さまざまです。
また、成長する中で急激に身長が伸びたり、体重が増えたり、力が増したりするとこれまでの特徴や条件が変わりますので、それがフォームに影響すれば上記のタイプも変わります。
これら運動の全て自分の身体形態体力、発育発達、運動体験などの特徴や条件を駆使して行っているもので、それぞれの特徴と条件における多種多様なフォームがあるということです。

「パフォーマンス構造」という考え方

少し専門的になりますが旧東ドイツのトレーニング学に「パフォーマンス構造」という考え方があります。パフォーマンス構造とはパフォーマンス(=結果)の背景にある個別的要素の仕組みです。
言い換えると結果(パフォーマンス)と、その結果を導き出した個人の持っている前提条件(パフォーマンス前提)です。前段の身体形態体力などがパフォーマンス前提にあたります。身体形態や体力に変化が生じるとパフォーマンス構造全体に影響します。
スキルをパフォーマンス(=結果)と考えると、前提条件である身体形態や体力が発育発達などによって変化するとパフォーマンスも変化するということです。
成長期にある子どもやジュニアユースの選手達は、まさに著しい発育発達の最中にあり、パフォーマンス構造が変化しやすい状態です。
繰り返しになりますが特に思春期には急激に身長が伸びます。身長が伸びれば四肢も伸びます。大きくなった身体を動かすためにエネルギー発揮も変わります。そうなるとこれらの再調整をして身体操作性を高めなければなりません。

急激に身長が伸びる時期に「クラムジー」と言われる現象が起こります。これは身長や体重の急速な伸びに伴い身体操作や感覚に変化が生じることです。
身長が伸びることで四肢も長くなります。長くなったことで身体操作に変化が生じて運動能力が低下したりします。力学的、神経生理学的、運動学習的な適応に時間がかかり、身体の操作性が対応できなくなります。急に重くなったり、伸びた身体や四肢を使いこなすまでに時間を要することがあります。その段階でスキルも変化をします。
したがってスキルを教え込んでも成長に伴い変化してしまうので、作り直しをしなければなりません。

子供の成長可能性を残すこと

このように考えると若年層でスキルを完成させる必要はなくなります。
ここが「完成させない」ことが指導のポイントである理由です。
完成させてしまうと変化に対応できなくなります。若年層で習得したフォームは,小学生レベルでしか通用しないスキルや癖の着いたフォームなどと言えます。そしてスキルの組み替え、言い換えると高度なスキル習得が必要になったときに組み替えや習得のために,その基礎となる運動スキルや運動体験が求められます。
これらは型から「はみ出す」ことで得られる体験です。
さまざまな運動体験を持っておくことで、その運動がスポーツの専門的スキルに転化したり、コツやカンが新たなスキル習得の手助けをします。
成長がひと段落して、身体形態変化が落ち着くまでは、いつでもスキルを変えられるようにゆる〜い型の中にあるイメージです。
このゆる〜い型が「教え込まない」「はみ出す」「完成させない」です。
そして発育発達がひと段落し、競技レベルを高度化させる時期が来たら一気に完成させられるようにしておくことが肝心です。
若年層の段階でキャンバスの全てを塗りつぶす必要はありません。
白紙の部分をずいぶん残しておくことが子供の「成長可能性」なのです。

あなたのミニバスチームの指導者は上記のことをしっかりと理解した上で、あなたの大切なお子様の指導をしておりますかね??
単に目先の試合に勝ちたいから・・・、勝たせたいから、指導者の評価を得たいから、親が喜ぶからという言わば「エゴ」優先で指導内容を優先しておりませんか??

子供も可能性は無限大です!!

その無限な可能性を秘めた子供も、こと指導に関して目先の勝利に気を取られ、指導の本質・考え方・心構えをしっかりと軸をブラさずに持っている指導者の下で指導を受ける・受けないとでは雲泥の差、いえいえ、バスケットが、スポーツ自体が嫌いになってしまいます。
これ本当です・・・
残念ながら、そんな指導に関して無知・無勉強の指導者の下で指導を受けた子供達がバスケットボールを悲観的になり、悲しいかなそんなお子様がたくさん当クラブへ入ってきております。
※安心して下さい、そのようなお子様も当クラブでは笑顔でイキイキとバスケライフを満喫しておりますので・・・(^^)

"Don't Think. Feel!"

映画・ブルースリーの名セリフ「考えるな・感じろ」

直感的に感じ取る力(スキル)、これって指導もそうですけど、既に子供は指導者の指導方法も感じているのかもしれませんね・・・ 
これで(この指導(者))良いのかと・・・

素晴らしい指導者を選択し、その指導の下でバスケの指導をうける権利が父兄・お子様にはあるのです!!

単に近くにチームがあるからと安易に考えていると残念な結果となるケースが多々、見受けられますよ・・・
※先日にお会いしたとあるミニバスチーム(東京都のとある)の指導者は素晴らしい指導者の方でした!!
まさに、教え込みすぎずに選手・子供達に感じさせる指導方法にて、ミニバスチームの指導者にもこんなに素晴らしい指導者の方がいるのだと感心しましたね・・・(笑)


「バスケ指導者の選択の自由」

当クラブは上記の理由より、この指導者選択を率先して行うとともに、当クラブの指導の在り方、クオリテイ(質)にも取り組んで参りたいと思います。



「参考・引用記事」
小俣よしのぶ 著・MUSTERより


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